2025.03.21
いま、広い意味での「文化芸術」は社会・経済にインパクトを与える重要な役割を担っています。
アートと経済社会が互いに支え合い発展していくようなエコシステムの構築、
具体的には「創造」「共有」「対話」の循環的な関係性が世界的にも注目されています。
しかし、アートはその成り立ちや目的からも、経済活動ほどシステムやプロセスの体系化や情報共有がされてこなかったため、属人化、ブラックボックス化が課題でした。
特に芸術祭・アートプロジェクトの運営においては、ディレクター、キュレーター、プロジェクトマネージャーの役割や関わりが見えづらく、未経験者にとっては参入障壁となっていました。
この課題解決のため、現代美術を核としながら教育・観光・都市計画・国際協業に向けたプログラムを展開する「エヌ・アンド・エー株式会社」と、世界標準のプロジェクトマネジメント’PMBOK’を導入し多くの大規模プロジェクトを手がけてきた「株式会社ロフトワーク」による合同事業体「NINE LLP.」が、アートプロジェクトの体系化と透明化を試みました。
本企画では、関わった多くのプロジェクトの資料など裏側も公開致します。
4月10日(木)17:00-20:00|FabCafe Tokyo
社会に求められる複雑で大規模なプロジェクトを運営できる人材が求められる中で、地域との関わりや、さまざまなステークホルダーたちとのコミュニケーションなど大規模な「アートプロジェクト」について、
これまでの芸術祭 / 都市と地域 / 新しい価値の生み出し方 …などの視点から立体的に考えます。
ゲスト:荻野章太(東急株式会社)
1984年生まれ。ドイツ・デュッセルドルフ出身。ハウスメーカーにて不動産コンサルティング営業として活動した後、2012年から「アートフェア東京」を中心に「TOKYO ART BOOK FAIR」や「T3 Photo Festival」などアートイベントに携わりながら、出版レーベル「lemon books」を立ち上げ、アーティストブックを出版。2016年から発達がゆっくりな未就学児を対象にした通所施設「すこっぷ」を立ち上げ、園長としてアーティストを講師に招き、アート療育プログラムを開発・提供する表現療育クラスの開設、行政・保護者対応、施設管理等を担当。2018年に東急株式会社へ入社。大田区池上にて不動産コンサルティング営業として活動する傍ら、アーティストをパートナーに据えた公民連携アートまちづくりプロジェクト『池上エリアリノベーションプロジェクト』を担当。2021年以降は、商業施設の商業企画、オフィスビルのアセットマネジメントを経て、現在はアート担当として活動する。
登壇者:NINE.LLP
南條 史生 :NINE LLP. 監修者/共同発起人、エヌ・アンド・エー株式会社代表取締役
諏訪 光洋:NINE LLP. 監修者/共同発起人、株式会社ロフトワーク代表取締役社長
藤原 さゆり :NINE LLP. 統括ディレクター、藤原羽田合同会社 代表社員
4/10イベントにご参加の方は上記リンクより事前にお申し込みください
ARToVILLA MARKET
ARTxPM講座
FUJIE TEXTILE WEEK
NINE LLP.とは… 多様化・複合化するアートプロジェクトにおいてキュレーターが描くアイデアとビジョンを現実世界に展開し、それを美しく開花させるための先進的なマネジメントの仕組みを提供をする事業体です。 |
こんな方におすすめ
芸術祭をはじめたい実践者に向けたスタートガイドとして、持続的な都市・企業価値向上を実現するための「創造」「共有」「対話」の循環の視点で複雑な芸術祭の構成要素を分解。
都市型/地域型それぞれの特性を活かし、小規模から大規模までスケーラブルな芸術祭の実例のHOW TOをわかりやすく紹介。
多くのステークホルダーと対話を通して生み出された、実際の芸術祭プロジェクトの設計や進行にまつわる各種資料を、限定公開いたします。
東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア1F
京王井の頭線 神泉駅 南口 徒歩3分
JR 渋谷駅 徒歩10分